先端技術ショーケース’09-メディア芸術祭に行ってきた。

http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/
国立新美術館で行われている文化庁メディア芸術祭に行ってきた。
 

国立新美術館
 
メディア芸術祭では、見る者の完成を刺激する素晴らしい作品が数多く出品されていたが、
その多くは映像作品であったり、漫画であったりと著作権上ここには掲載できないものが多かった。
 
そこでここではメディア芸術祭と平行して行われていた先端技術ショーケース'09について主にお伝えしようと思う。
 

      • -

 

Shadow awareness
 
サーモカメラで枠に入った人間を感知し、影にエフェクトをかけて投影する装置。
自分も体験してみたが、なんとも言えない感覚だ。
 

      • -

 

Panorama Ball Vision
 
>従来の映像メディアは、なぜ四角いフレームで切り抜かれた空間の一部しか扱うことができないのでしょう。
という印象的な問いかけとともに展示されていた。
写真では無数の光点が存在するように見えるが、実際は球体上に経線のような数本の線が等間隔で配置され、
球体が回転することによって全方位への表示をしている。
 
球体ディスプレイといえば、日本科学未来館にある巨大なそれは継ぎはぎである。↓

 
しかしPanorama Ball Visionは構造上継ぎはぎが生じない。これは大きな強みだろう。
たった数本で360度の映像を表示しているとは思えない鮮やかで美しい見栄えだった。
 

      • -

 


levelHead
 
二次元コードがプリントされた立方体↓

をカメラの前におくと、目の前のスクリーンに箱の内部が合成されて表示される。
箱を傾けて中の人を脱出させるゲームで、小学生が苦戦していて順番がなかなか回って来ず正直少しイライラしていたが、、実際にやってみると意外と難しい。特に前後をどちらに傾ければ良いのかが瞬時に判断できない。
早々に諦めてそそくさと退散した。
 

      • -

 

白い玉を持って動かすとそれに反応して音がなる。
玉によって音が違う。
 

こんなかわいいペーパークラフトもあった。
 

国立新美術館は内部も美しく設計されている。
 
メディア芸術祭は2月15日まで開催されているので、まだ行っていない人は是非実際に足を運んで体験して欲しい。
この記事ではメディア芸術祭の魅力をほとんど伝えられていないのです。
 

      • -

 

帰る途中にこんなオブジェを見つけた。
確か中学生の時に美術の教科書で見たような・・・